コーヒー豆が焙煎する人を見て勝手に“この人だったら美味しく煎られてやろう”とか、“不味く
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なってやろう”とかって言うことを豆自体がする そんな事象は未だかつて聞いたことがない 。 |
コーヒー豆は誰に対しても平等に接してくれている 。 |
上手く煎るのも、下手に煎るのも、焙煎する人の気持ちや技術に左右される 。 |
技術や知識は非常に大事な部分ではあるが、気持ちがなければそれらはやがて風化を起こし |
てし
まう 。 |
美味しい豆に煎ってやろうと言う気持ちが技術・知識を身に付けより洗練されてゆく 。 |
上手く焙煎するこつとは“この気持ちを保ち続けること”に尽きると言える 。 |
素材は常に一定ではない 。 |
この豆をこの温度でこの時間で煎るとこの味になると言う絶対数値はない(ある程度の目安は |
存 在するが)豆の様子を伺い取り入れその後を創造しながら煎らければ上手な焙煎とは言え |
ない。 |
職人気質である。 |
江戸前寿司の大将(職人)と全く同じである。 |
食材が良ければ最良の寿司になる訳ではない。 |
食材を選ぶのも技があり、握るのも、出し方にも それなりの経験(知識)と技が密集し、いかに |
美味しく食べて頂けるかと言う集大成で成り立っている 。 |
回転寿司を営業するのとは全く異なったモノが必要なのである 。 |
カフェブームが下火になり、格好だけのShopやお客様に美味いコーヒーを飲んでもらいたいと |
思わ
ないShopも淘汰されて行くだろう。
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そこにあるのは真実だけ
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