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Light 対 Mild

seething

上手く焙煎する

こつ

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設計思想 Total Balance

 企業としてモノを作るときに非常に大事な部分!

車で例えるならば

良い車とは・・・・・・・・・・人によって違います。
量産車ではスタイルの洗練されたモノもあれば
性能を追求したモノ
低価格を狙ったモノもあります。
これらの複合的要素をトータルして良し悪しを評価します。
一方、レーシングマシーンにとって良い車とは1番早くチェッカーフラッグを振られることにありま
す。
このように目的が違うと必然的に良いモノが異なります。
全てにおいて満足できるものとは・・・・・必ず矛盾が生じます。
レーシングマシーンのように早く、高級セダンのような乗り心地、軽自動車のように低価格な車
を望む方がおかしいと思います。
 焙煎も然り

コストパフォーマンスを主眼に入れれば他の部分でしわ寄せが来るのはあたりまえです。

勿論、全く妥協しないと言うことは無理ですが、特に小型の直火型焙煎機を使用しているShop
であれば、最も主眼に置くべき項目はより優れた味・香りの追求になるはずです。

もし小型の直火型焙煎機を使用して違うトコロを主張する焙煎をするのであればあまり意味を

持たないことになります。
なぜなら、全ての作業項目がマニュアルだからです。
現在の状況を計器類や豆の発するあらゆる情報を自分自身で感受し、解析して、どのように仕
上げるかを創造して、アクションを起こす。
仕上がった豆に対して客観視した評価をしてどうしてその味になったか更に解析をして、次の焙
煎に役立てる。
勿論、オートマチックの機械にしても同じような作業の繰り返しですが、マニュアルのほうがはる
かに判断しなければいけない事項が多いこと、更に外的要因にも左右されやすい扱いづらいモ
ノなのです。

ですから味・香りの追求をしないならば、もっとオートマッチクな機械に任せた方が楽に焙煎でき

ま す。

街中でレーシングマシーンのようなピッキーな性格の車をドライブするとします。

レーシングマシーンではアイドリングの設定が行なわれていないため、車を止める度にエンジン

がストールしてしまいます。

こんな車では疲れるだけですよ
逆にシューマッハとて1人だけ市販のフェラーリに乗ってF-1に出場してもTOPはおろか最後尾
からどれだけ離されてゴールすることでしょうか?
このようにピッキーな性格になるほど目的や扱う人が限定されてゆきます。
もし設計思想がない製品作りをしたならば、とんでもないちぐはぐな商品に仕上がります。
後はいかに騙して販売するかになります。
 最近、あらゆる業種の企業で不祥事が発覚していますが、ちぐはぐな商品を騙して販売してい
るように映ります。
ただし、これは単に設計思想が無い訳ではありません。
逆に騙して販売しようとしている部分も設計思想に組み込まれているようにも見受けられます。
正常な設計思想とはやはり末端消費者サイドにったって組み立てていることが不可欠です。
直火式だから
炭焼きだから
豆にこだわりがあるから
ハンドピックしているから
良い焙煎機だから
ニュークロップだから
オールドビーンズだから

みんなつまらない迷信にしか過ぎません!

ディレクター(焙煎者)がどの様な製品に組み立てるかの設計思想でいかようにも千変万化する
可能性を秘めています。

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