当店のコーヒー豆は
マキシマム&ピーク

 豆の持っている香味(特徴)を最大限発揮させる焙煎を行っております。

車でたとえるならば
いくら高性能のスポーツカーでもアクセルを踏まなきゃ前に動きません。
コーヒー豆もいくら良質な香味を発揮できる豆でも焙煎時にその成分を生成させ熱価
を与えなければ良い味にはなりません。
 もっと言えば、同じようなアクセルを踏み方でも、タイミングがずれれば安定性を失っ
たり、失速したりします。
焙煎でも計算上同じ熱価を加えても、タイミングが合っていなければマキシマムを得る
ことができません。
適切なタイミングと適切な熱価がマキシマムを引き出すポイントです。
もう1つ焙煎で重要な作業。“いやな成分だけを取り除き良い成分を止める”これを
行うのが排気です。
ちょっとニュアンスが違いますが、2サイクルエンジンでは排ガスだけを上手に排出
させ混合ガスを止めることが効率よく性能が上がる大きなファクターです。
掃気ポート・排気ポート・吸気ポートの開くタイミングと面積が重要ですが、焙煎でも
同様なことが言えます。
 焙煎開始から終了までの行程で豆の変化は比例して起こっているわけではありま
せん。
適切な排気量をその都度見極め排出することで方向が優れ、甘みがあり、マイルド
でありながら、しっかりとした味がある香味を生成することができます。
余 談
 専門店だからアイテムを多くしてお客様のニーズに応える。
一見、良いShopと思われがちな形態ですが、各の性格を十分に引き出すことが出
来ない方が遙かに多いように思います。
 この方法が良いというわけではありませんが、全く同じ豆を全く同じ焙煎度合いで
焙煎しても、いろんな豆をいい加減な焙煎で取りそろえるより遙かに違う味に仕上げ
る方法もあります。
また、注文を頂いてからの焙煎方式もやはり無理があります。
ピークを掴むことが難しいことや250g程度の少量で焼きムラばかり気にしたのでは
適正な熱価を加えることが出来ません。
用 語 集
当店では一般的に使われていない用語も用いています。

アロマ

 適切な熱価を加えられたコーヒー豆はのそれぞれにユニーク

(独得)な香りを放ちます。その香りをアロマと呼びます。

ロースト香

 一般的にロースト臭と表示しますが、焦げ臭・燻り臭と混同されやす

く悪い臭いのイメージがあるので、香ばしい深煎りの香りを指します。
ボディー  通常、こくと表示されています。
ライト ボディー  軽い味のコーヒー。口当たりの良い味です。
フル ボディー  通常、ストロング コーヒーとされます。淹れ方次第で味わい深い重
めのコーヒーになります。
マイルド  ライト(軽い)とは違いソフト(柔らかい)味わい。詳しくはこちらへ。
焙煎深度 (シティーロースト・フル シティーロースト・フレンチロースト・イタリアンロースト)
品質の安定
 常に一定した味にするのに手っ取り早い方法は薄味にすることと Hi cut すること
です。
濃い味を形成すると少しの変化でも違いが分かりますが、成分を少なくしてしまえ
ば多少の味の差は分かりづらくなります。
また、非常に良い味が出来ても(なることが分かっていても)その品質が維持でき
ないので、安定させられる味まで下げてします。
 当店では安定を第一には考えていません。
天然素材は多少のばらつきがあって当然出あり、ある一定以上の品質に合格すれ
ば全く変わらない味にするより価値ある香味を形成させることの方が重要と考えて
います。
ですから、むやみにアイテムを増やしたり、いつも特定の豆をこだわって使うという
ようなことはいたしません。
 同一生産の豆で明らかに香味が違うものがあれば追加で増やすこともあります
が、発注時にサンプリングのカップテストを行い1種類に絞り込みます。
余 談
 テレビで“陶芸家ができの悪い作品を壊し 残った作品はほんのわずか”こんな
シーンを目にすることがあります。
鉱物の釉は温度・時間に比重に敏感な化学反応を起こし色合いを変化させます。
 焙煎もコーヒーの中の成分を熱によって化学変化させます。
通芸の変化の仕方までは行かないにしても、熱価を与える微妙なタイミングのずれ
や排気の仕方によって、香味のピークがなだらか(薄く)に出たり、急峻(濃く)にな
たりします。
急峻のピークのを掴んだときに今までと違った世界が見えてきます.。
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