answer 黒澤 |
ご返事の内容から察すると固まったのは湿気た為ではなくたぶん油分の凝固か・袋 |
に圧縮(空気を逃すため)して入れた時に互いにくっついたことが原因だと思いま |
す。 |
冷蔵後に不味くなったと感じたのは |
粉が常温まで回復せずに注湯を行ったため、低温抽出になったことが原因と思いま |
す。 |
保存方法で注意しなければいけないことは、酸化と湿気です。 |
コーヒー豆は焙煎後に酸素を吸って二酸化炭素をはいています。 |
酸素と結合することが酸化です。 |
コーヒー豆の場合、25 を越えると二酸化炭素の排出が極端に多くなります。 |
従って、25 以上になると酸化が激しくなったと考えています。 |
酸化すると酸化臭・酸化味が現れてコーヒー本来の味が感じられなくなり、酸化以 |
前とはまるで違う味・香りになります。 |
又、紫外線なども劣化の原因と考えられます。 |
湿気るとは乾燥状態のモノが、水分を吸収して状態になったこと。 |
湿気ると粉(豆)の内部に上手くお湯を伝えることが出来ず、コーヒーの成分を取り |
出すことが出来ません。 |
冷蔵庫内の保存物は扉を開閉する事によって、中に含まれている水分を外側に発 |
散し乾燥します。 |
しかし、低温の庫内から高温多湿の場所に移すと、冷たくなっているモノに接触した |
大気が冷やされ、大気中の水分が凝結して表面に付着します。これを結露と呼びま |
す。 |
当然、温度差(熱量の差)が大きいほど結露を引き起こす時間が長くなり表面に付 |
着する水分量も多くなります。 |
煎り豆は元々、保存が利く食品ではありません。 |
上記にも示したように、酸化・湿気などにより味の変質が著しくなります。 |
但し、2週間以上経つと、即、飲めなくなる(病気になる)と言うモノではありません。 |
あくまで"美味しく・健康の促進を促す"と言った次元での話になります。 |
ですからShopで売られている豆が、高品質・適切な焙煎・新鮮という3つの条件を満 |
たしたモノ出なくては意味がありません。 |
では実際お薦めしている方法は |
1回分づつの購入は不可能ですが、出来たら、購入してから2週間以内(粉に挽い |
たときは1週間以内)に飲みきれる量以下を購入して下さい。 |
保管場所が25 以下の時は、 |
日の当たらない・乾燥している(湿気が籠もらない)・低温の場所(15〜20 位の |
温度がBest)に置いて下さい。 |
ワインセラーを持っている方は赤ワイン用の所に入れておくと良いと思います。 |
酸化が急激に早まる室温26 以上の時は、冷蔵庫に入れその時使う分だけ別の |
容器に取り分け、使わない分はすぐに冷蔵庫に戻して下さい。 |
使用する豆(粉)は室温で常温に戻るまで待ち、それから淹れて下さい。 |