煎り豆の話
コーヒー豆は生鮮食品
 焙煎後、コーヒー豆の酸類や脂質が酸化を始めます。
 室温25を越えた時点で、更に急激な酸化を始めます。
 酸化してしまったコーヒー豆では、どの様な淹れ方をしても美味しいコーヒーに はなり
ません。
 鮮度維持期間は、焙煎から2週間と考えて下さい。
 コーヒー豆の保存方法

  開封後は

25以下の時 密閉容器に入れ冷暗場所に保管して、2週間位いで飲みき
  る様にして下さい。
25以上の時 密閉容器に入れ冷蔵庫の野菜室(冷蔵室の温度の高い場所)
  に保管して下さい。
  淹れる時は、使う分だけを取り出して、室温で10分位い戻して
  から、抽出を開始して下さい。
  やはり2週間位いで飲みきる様にして下さい。
真空パックのまま冷凍
 1度に飲みきれない時(2週間以内)には、真空パックのまま冷凍して下さい。
開封は、冷凍庫から出した後、袋の表面の水滴が消えるまで、室温で戻してか
ら行って下さい。
開封後は上記に従って保存して下さい。
 ただし、冷凍した物(時間経過した物)は、焙煎したての物より風味は落ちます。
やはり生鮮食品と考えて、やもえない場合のみ、冷凍保存をして下さい。
  表面に浮く油分
 
 豆の細胞組織は焙煎が進む事によって、膨張・破裂を起こします。そして組織 中の油
脂分が熱によって溶けて表面に滲み出て来ます。
 滲み出て来る時間・量は、焙煎の仕方や深さ・保存の状態によって違います。
当店のロースト加減では、焙煎したての物から1週間位いの間で表面に浮き上がりま
す。
 尚、品質には差し支え有りません。

はみ出し  結 露

自動販売機などで缶入り飲料水を買った時、缶の表面に汗のように水滴が
付く事。
 冷たい物をいきなり暑い所に出すと、大気中にある水の分子が、その冷た
い物によって冷やされて、液体に凝縮され、表面に水滴が付く現象を結露と
呼びます。

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結露による湿気

 コーヒー豆も冷蔵・冷凍し、表に出すと結露を起こします。
そして温度差が大きいと量も多くなります。
結露を繰り返す事により、豆が湿気ってしまいます。
以上の理由から前記の保存のを推奨しています。

 

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