小型マシーンの章
特 徴
 現在各メーカーから多種多様なマシーンが発売されています。
 価格も1万円位から10万円前後まであります。
価格の差は、連続抽出量(ボイラーの大きさ・ヒーターの熱量)・材質の違い・計器類の
付属と内蔵ポンプの有無からです。
 連続抽出量とは1杯あたりに掛かる抽出時間の短長です。家庭ではそれ程気にす
る必要は有りませんが、スチームを使ってミルクフォム(牛乳の泡立て)を行いたい方
は、ある程度値段の物の方が泡立ちも良く、機械的にも信頼度が高まります。(ミルク
の泡立てのみを機械的に行う器具も、マシーンとは別に有ります。詳しくはアレンジコ
ーヒーのカフェラテを参照して下さい。)
 材質は、外装と抽出関連の部分とに分かれますが、外装は安い物は樹脂製品、高
い物は金属が多く使われています。
 抽出関連の部分では、安い物はアルミダイキャスト・ステンレスが多く使われていま
す。
高い物では、銅や砲金が多く使われている様です。前記の物は金属臭が混じり易い
です。
対策として、抽出前に湯通しを行いコーヒーを入れて下さい。
 内蔵ポンプは、ボイラー内の蒸気圧以外にお湯を加圧させるポンプの事です。
この装置があると、より細かいクリーミーな泡立ちのエスプレッソを入れる事が出来ま
す。
 淹れ方は、各機種ごとのマニュアルが、付属していると思います。それぞれに従って
行って下さい。
 以降の解説は、マニュアルをお持ちでない方に、又、どの様なマシーンでも機械が
新しいうちや使い始め(長期間使っていなかった時はもちろん、一日の始め)の時は、
樹脂臭がコーヒーに混じります。この為に素通しを行いますが、その目安を記載しまし
たので、マニュアルをお持ちの方も参考にして下さい。
 このテキストは、主にカリタ社で取り扱っているファーストクラスを中心に進めて行き
ます。
少し大きめの機種などで扱いが違う部分は、点線の枠で囲った文章で補足して置きま
す。
 

準備(素通し)

 
 特徴のところで説明した、金属臭や樹脂臭がコーヒーに溶け込まない様に、湯通し
を行います。
 
タンクを本体から外し、洗浄してMAX   コンセントを差し込み、電源ス
 

の位置まで水を入れ本体にセットする

   

イッチのボタンを押す

タンクを引き出す   タンクのセット

 
の所に指を掛け  本体の裏に出ているホ

タンクを引き抜く。

ースをタンクに差し込み、
本体にセットする。
   

   
    蒸気バルブを全開にして圧力の上がるのを待つ。
    ノズルから蒸気が出てきたら、バルブを全閉
    にする。
ホルダーにフィルターをセットし、本体にセットする

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(コーヒーの粉は入れない)

    ホルダーの突起を本体の切れ込みに
本体抽出口の切れ込みに、ホルダーの   合わせたら、本体をしっかり押さえて、一
突起を合わせる。   気に矢印の方向に回し固定する。
ホルダーの下にお湯を受ける物を置く   OKの青のランプがつくまで待

ち、カップ抽出のボタンを押す

 

   
再度ボタンを押して、お湯を止める   溜まったお湯を捨てる
 

   

ホルダーを矢印の方向に回し外す   ホルダーからフィルターを外し、水気
       

を切る

 
   
   本体をしっかり押さえて、ホルダー     上下に振って水気を飛ばして下さい。
  の柄の部分をたたきながらつかみ、     フィルターは非常に熱いので、火傷を
  一度その位置で止める。     しない様に、気をつけて下さい。
   更に、止まるところまで回したら、     フィルターは布巾で水気をとります。
  下に抜き本体からはずす。      

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マシーンで抽出

 ホルダーは1カップと2カップが共用になっています。
 2カップでの抽出は、左右のカップに同量には入らず、どちらかが多くどちらかが少
なくなります。
左右対称に入れる事は、小型のマシンではほとんど不可能です。
豆を粉に挽く   ホルダーにフィルターをセッ
    トする

フィルターに粉を入れてプレスする(1杯分につき2回以上に分けてしっかりと行う。)
 
 

 
         
 

 
 更に粉を入れ、揺すり、プレスを1杯分の時は2回。
2杯分の時は4回に分けて行う。
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プレス圧が均一に行われていなかったり、粉の量が多過ぎると接続部からお湯が漏
れたり、抽出ボタンを押してもコーヒー液が出てこなかったりします。
タンクの水が少ない時は給水し、ホルダーを本体にセットする
OKの青のランプを確認する
トレイにカップを置く
  コーヒーがホルダーの2つの抽出穴より出ます。
 
抽出ボタンを押す  
 

 

デミタスで1Capの抽出時は、両方の液が入る位置にカップを置いて下さい。
8分目位溜まったところで再度ボタンを押し抽出を完了する
ホルダーを外す
スプーンなどで粉をすくい捨てる
 
ホルダーを洗浄する

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