2006年より、ハンドドリップによる10℃以下の超低水温抽出をチャレンジして、理論展 |
開し、高温から超低温域までのドリップメカニズムを証明できた理論です。 |
基盤は、以前からHARMONYで実行してきたドリップの方法ではありましたが、臨界域 |
(個体に近い水)で、何度も行う事によってより確実性を増幅させました。 |
コアとなる部分から、他で紹介されている方法とは一線を画し、流体力学の方向から |
見たドリップのメカニズムを解き明かした理論です。 |
まずは、湯温とテイスト/時間とテイストの相関関係の割り出しから出発しました。 |
水温を下げるほど、どうしても紐解くことの出来ない箇所に気付きました。 |
また、ポットから流れ出すお湯の動きも、1滴1滴がコントロールが可能な時とスムー |
スに行かない時があるり、70℃以上の湯温では見過ごす事が出来たきた事も、非常に |
気になり出しました。 |
メカニズム解明のキーワードが“分子間力と表面張力”“流速と圧力”“重力と抵抗力” |
であることを感じ、流体力学を理解することで納得行く解答を見いだしました。 |
それから、ポット形状とスキッター(取り付け金具)のチューニングに取りかかりました。 |
ポットの理想型が解明でき、同時にスキッターは、フォースコントローラーとして進化させ |
ることが出来ました。 |
更に、コーヒー層を分解して流れを確認する作業をくり返して、理想の流程が解明でき |
ました。 |
同時に、ネルフィルターの形状・ドリッパーの理想的形状もわかりました。 |
しかし、理想型が解明できても、制作方法が今ひとつ見えてこないのが現状です。 |
こちらは引き続き開発中です。 |
以前は、正確に揃える必要を強く感じていた湯温・時間設定も、 |
流体抽出理論Technologyを実践していると、大方の設定が算出できていればある程度 |
の誤差を許容してしまえる事を感じています。 |
是非、流体抽出理論Technologyを使ったコーヒーを官能して下さい。 |
または、マスターして異次元への扉を開いて下さい。 |