淹れ方・点て方
 プロのカゥンター マンが点てる(たてる)コーヒーと、家庭で淹れた(いれた)コ
ーヒーとどうして味が違うのだろうか?
 プロボクサーは3分間を体で覚えています。カップ麺を食べるときに役に立つそ
うです 。
繰り返しを続けることで自然にその感覚を身に付けていきます(3分が分からな
いと プロとしてやって行けない)。
 プロのカゥンター マンは繰り返しコーヒーを淹れたことによって、湯温や注湯の
スピード・タイミングを感覚的に覚えたり、豆やお湯から発するわずかな情報をキ
ャッチして温度・スピード・タイミングを測ります。又、コーヒーを点てるのに適した
環境が整っています。
(厨房の設計や器具などの配置・器具などの備品と、もちろんコーヒー豆や水の
保全管理など。)

家庭で上手に点てるには?(浅煎りから深煎りまで)

 感覚が身に付く様に、繰り返し練習してもらえれば良いのですが、なかなか出
来ないのが現状です。
感覚が足りないトコロは、計測機器で補うことをお勧めします。
 ドリップでは、ケトルの注ぎ口の改良を加えたり、金具絵お付けたり、持ち方を
工夫します。
 サイフォンでは、あらかじめロートを上ってきた湯温を、アルコールランプの芯
の出し加減によって調節しておきます。
 エスプレッソは、素通しを行い、金属臭・樹脂臭といった物を取り除きます。

はみ出し   コーヒーを淹れる(いれる)点てる(点てる)の違い

 珈琲を飲む(飲ませる)為に淹れる。ただの液体を作るための作業。
 珈琲を楽しむ(楽しませる)為に点てる。心身共に有益な珈琲と言うものを創る心的運動(Mental Sport)。
 珈琲を飲むまでの間にも、心を和ませる “もの”があると思います。
茶の湯の道(美味しく魅せる)、以上に色々な要素(実質、美味しいの味に到達するま
での知識・経験によるものなどや、魅せるもの)含んでいる。しかも、手軽に出来る珈
琲を、自分なりに点前として創ってみるのも楽しいものではないでしょうか。
 当テキストは、もっと楽しむ為の技術的なナビゲーションとして単に淹れると記載してあります。

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