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  “焙煎工程”  
   焙煎は香味の素となる成分を、熱によって化学反応させ、いらない成分は燃焼もし  
  くは蒸発させる作業です。  
  この化学反応は、それぞれの香味にそれぞれのピークに達する温度帯・反応時間が  
  あるように感じます。  
  そして焼成した良い香味だけをとどめ、生豆の時に持っていた余分な香味と焼成して  
  出来た余分な香味だけを排出させます。  
  如何に加熱を行い、より多くのピークを一カ所に揃える高度な焙煎技術と手間暇を惜  
  しまないハンドピックこの二つが揃わなければ気持ちよくなるコーヒーは創れません。  
  準ベルジのムラ焼けベルジとは未成熟の豆で、ポルトガル語で“青い”を意味します。  
  外観はシワが寄りつやがなく、一目で判断が付きます。  
  この豆が入ると特殊な香味を放ち欠点豆として扱われます。  
  準ベルジという規格はありませんが、完熟までにはもう少し掛かるがベルジには至ら  
  ない豆を指します。  
  豆のによっては多く混入している場合があります。  
   そもそもコーヒー豆が焙煎によって褐色化するのは、中に取り込まれた糖質がキャ  
  ラメル質に変化する事によって起こります。  
  準ベルジのように糖質を多く取り込めずに収穫された豆は、適度な熱量を与えてもキ  
  ャラメル質になる量が少なく、色付きは悪くなります。  
  この豆を完熟に近い豆と同等の色付きにするにはゆっくり時間を掛けて焙煎を行い  
  ます。  
  しかし、ピークの位置が低くなったり、香味成分それぞれの位置がずれたままだった  
  り、良質の成分まで燃焼・蒸発させてしまって軽い香味に仕上がってしまいます。  
   ハーモニーではピークを揃える焙煎を行っている為、準ベルジのムラ焼けが多く発  
  生することがあります。  
  この豆は焙煎後にハンドピックすることによって、全て取り除いています。  
  この段階までは、Shopに頼るしかありません。  
  よいお店を見つけて下さい。