ローマ(6月27〜29日)

 ヨーロッパ1ヶ月間の旅もローマが最終地点。
ナポリからは2時間でローマ・テルミニ駅に到着。
日本人の経営するホテル(B&B)が予約してあるし、ヨーロッパの雰囲気にも慣れ余裕
すら生まれている自分がウインドウに映っているではないか。
ナポリに比べるとなんて綺麗なの。
ローマ交通機関共有チケットB・I・Gを買い、とりあえず荷物を置きにB&BBRACCI 
向かう。
 ローマの鉄道・バスチケット
B・I・G 1日券3.1ユーロ 
 使用開始時刻印してその日の0時まで使
用可。
日本にもあったら便利と思うありがたいシ
ステム。

B&Bとはブレックファースト&ベッドの略

夜食はなく、宿泊と朝食のみとれる簡易ホテル。
長期バックパッカーにとっては最適な宿かもしれません。
テルミニ駅から地下鉄B線ヴァッレ・アウレリア駅(Valle・Aurelia)から国鉄に乗り 換え
てバルドゥイナ駅(Balduina)下車。
ホームページに解りやすく乗り換えが出ていたのでここまでは迷わず到着。
がしかし、アドレスを探すが、なぜだか見つからない218番地。
前後の217と219番地の真ん中に突如ブラックホールでも出来てしまったかのよ

うに ・ ・ ・

誰かに聞こうにも人は通らない!

ロ しかし、暑い 暑い 暑い 死ぬほど暑い (-_-;) (-_-;)

仕方なく電話してみれば
         ハリーがホグワーツに向かうホームのようになっている 
                                     訳ではなかった。
なーんだ   探していた通りとは反対側じゃないか!
写真は駅を出て通りを挟んで見た風景。矢印の建物の1階がB&B BRACCI。
 
自宅を改装しただけなので1室のみでは
あったが、バスタブ・冷蔵・PC・エスプレッ
ソマシーン・トースターあり、頼んだらドラ
イヤーも貸してくれる。
なんとも良心的な1泊2人で47ユーロ。
ナポリのホテルは何だったんでしょうね!
 

Page Top

部屋の使い方・近くの街やレストランの案内・など説明を聞きながら、やはり日本人の
きめの細かい丁寧さを感じていました。
確かにドアの鍵の開閉一つとっても日本と勝手が違う。
テレビのリモコンも、反応が悪くチャンネルはすぐ変わらないしボリュームもいい加減。
それが当たり前
そう言えばドミニクさんがパリで“こんなんでよく食べるな!! 
日本だったらみんな返品されちゃうぞ”と言っていたことが懐かしく思い出されました。
 
コーヒー
 ナポリ同様、ルカ ペリーノさんにガイドを頼み待ち合わせには時間があるので
ホテル近くのレストランで昼食を。
お目当ては石窯焼きのピッツアのカプリチョーザと フォルマッシュです。
プリチョーザ・・・・いろいろな具(ゆで卵・キノコ・野菜など)が乗ってます。
フォルマッシュ・・・・4種類のチーズが乗ってる チーフお気に入りの1品。
お腹を空かして注文し、食べ始めたときはよかったんですが、お皿にでんとのったピザ
はいっこうに減らない!しかし、これからコーヒー店巡りすることも忘れて、何とかピッ
ツアを完食。
  さてさて本命のコーヒー
ナポリでお別れしたとき、ルカさんにテルミニ駅の待ち合わせの地図を書いてもらいま
した。
大きな本屋の前。ルカさんは漢字書けるんです。ビックリ ビックリ ビックリ。
そうこうしているうちにルカさんがやって来ました。
今日は何杯飲むんだろうか
地下鉄B線ベルベリーニ駅〜スパーニャ駅周辺を回る。
酸味はないがナポリのと比べると抽出量がやや多い。
1店焦げ臭が気になった。
一杯0.6ユーロ程度。
自家焙煎の店にも立ち寄る。
ここでもナポリの店も同様に店頭からは焙煎室は見えないようになっている。

Page Top

プロバット社の半熱風型を使用。  
ここにもサイロあり、焙煎してからすぐ

アラビカ400g を購入

に店頭に出すかは不明でした。 焙煎はシティーとフルシ
豆は麻袋に入れて店頭に出ている。 ティーの中間と言ったと
ここでも保管には気を遣っていなそう

ころ。

です! かなりの酸味を
BARにはなっておらず、豆の他に

感じました。

食材も売られています。  
 
 

スペイン広場やトレビの泉など観光名所は人
で一杯。
スリに注意というがお巡りさんも多い。
日本のお巡りさんという堅いイメージでなくライ
トな、映画に出てくるワンシーンを見ている感
じ。
女性の警官でもサングラスに口にはガム。
 
お昼時だというのにレストランはどこも空席が目立つ。
観光地では必ずいる物乞いの人。
 “ニーハオ”と声をかけ、お金を入れる紙コップを差し出す陽気な?人に遭遇。
ヨーロッパにいると自分の顔の凹凸のなさを思い知る。
彼らから見れば同じ黄色人種かと納得。
彼は次の日も同じ所にいた。
そういえば露天を出す人も同じところで商品を広げている。
 

バチカン美術館

 ホテルを早めに出たがやはり場所探しには
時間がかかる。
到着したのは開館時間少し前、やはり長蛇の
列、最後尾はいったいどこ?
やっとカウンターにたどり着き、最短コースAの
モデルコースを

Page Top

選んで解説テープを借りる。
しかし、膨大な数の作品の中に 途中から次の部屋の場所が解らない。
下準備が必要だった。と、ガイド本を途中で買ってみた。
とりあえず必見といわれているミケランジェロの最後の審判は見逃さないように ・ ・ 
システィーナ礼拝堂は人が一杯 解説テープを聴いてなるほどと思ってはみるものの、
それがどうしたんだ。
と、あまりの期待とは裏腹に期待はずれ
イタリアで始めに入ったフィレンツェのドゥオモの外観だけでさすがイタリアと感動でき
るほどだったし、ピッティ宮の展示物を見学したらウィーンのシェーンブルグ宮殿の物
は子供だましとは言わないまでも大したことないなーと思えてしまった。 
ガイドブックにはシスティーナ礼拝堂の建てられた目的からミケランジェロがここに壁
画を描くまでのいきさつ、当然壁画1つ1つの事細かな説明がされている。
今回のような個人旅行では興味が多少なりともあるから自分で探し当て訪れる所です
から、解らないなりにも日本に帰って調べるということからまた新たなる興味心がわい
てきた。
しかし、なぜかここバチカンだけはそれがない。
ホテルから近いし、折角ローマにきたことだし程度の気持ちで行ったことを今回、この
 
旅行では無意味なことをいてしまったと感じた。
日にここを訪れる人数は計り知れないだろうが、それぞれの展示物を理解しようとし
たり、何かを得ようとして訪れている人はほんの少しの人なのではないだろうか。
ただ有名な場所であるからということだけのように感じたのは私だけなのでしょうか?
という素直に感じたことを、帰り道チーフになげかけてみた。
   愚問だったようで無言のまま。
あまり観光旅行らしい所には出向かなかった
私のお目当てはベルサイユ・ルーブルとここバチカンだったのに
フランスではストにやられ バチカンでは期待に裏切られ
そうそう、青の洞窟だけは印象深い1ページにはなりましたが、
最終日は日曜日の為、ホテル近くの商店は皆休み、飛行機の時間まではまだまだあ
る。
ホテルの人に聞いた蚤の市に出かける。
洋服、日用品から骨董品までなんでもあり。
出店数の多さにはビックリ。
探せば掘り出し物もあるのだろうと、中を2周もしてしまった。
ぱっと見ただけではほとんど“がらくた” にしか見えません。
暑さに負けて早々退散。

Page Top

それでも時間があるのでテルミニ駅付近に出かける。
いつもはスパーニャ駅からパンテオンまで歩くことが多かったので最後は違う場所に
してベルベリーニ駅で降り、道に迷いながら地図を片手に歩いていると、少し前を歩く
チーフとの距離が少し開いた、いつの間にか女の子が2人あれ?と、思う間もなく数人
に囲まれ腕を引っ張られる。
まずい!!“NO”と叫んで腕を強く振り払うと、すぐ退散。
ホッと一息 チーフは全く気づかなかったようで、何だったの?
と不思議そうな顔で戻ってきた。
確かに、残すところ後1日、無事に旅は終われそう、道に迷ったけど急ぐこともないし、
とほんの少しの油断が顔に書いてあったのでしょう。
イタリアでのお気に入りブラットオレンジ ダノンヨーグルトですね!プチじゃだめです
500mlなきゃね!
これプラス チーズ サラミ 好きな物を見つけると全く毎日同じでも飽きません。
B&B近くのお肉屋さんでおみやげでサラミ1kgお買いあげ  ・ ・ ・ ・ ・
結局最後空港に向かう電車の乗り換えの時間待ちでも買ってましたね。
B&Bは12時チェクアウトだが翌日予約がないため空港に向かうぎりぎりまで使 わせ
てもらう。
何しろイタリアは暑く、少し歩いただけで汗だく、そのまままた15時間も飛行機に乗りた
くはなかったのでラッキー。
 
国鉄で1時間フィミチーノ空港に到着。
搭乗手続きをすませ、手荷物とパスポートのチェックを受けたときはずしておいた金属
品を取り出そうとして、セキュリティーの装置がはずれ ピー ピー ピー辺り一
面大音響。
戻すのに時間がかかってしまった。
二人の係員がきて「見せろ!」と手を差し出す。
何でもないことを確認すると「ジャポ〜ネ」といかにも全く日本人はとでも言いたげ。
『イタリアは治安が悪いから私はわざわざこの旅行の為にこれを買ったんだ!!』と、
日本語なんてわからないんだから行ってやれば良かった。
でも確かにあの音は人騒がせでした。

(^^;) ゴメンナサイ m(_ _)m

タックスフリーの手続き、お土産も買い、少し早いが搭乗ゲートへ向かう。
なぜかモノレール乗り場にきてしまう??
でもゲート25〜30と記載されている。
モノレールで3分ゲート到着。
ほ〜と関心してしまう。行きの便は空席があり、狭いので開いている席にいたが帰りは
空席なし。
窮屈な長い時間を過ごす。
ソウルには少し遅れて、待ち時間少し短縮。
名古屋空港には定刻通り無事到着。
あぁ〜帰ってきてしまいました。
すっかり忘れてましたがまだまだ名古屋空港はサーズ騒ぎのよう。
お疲れ様でした。
 

 

Go Back

  EU歴訪で多大なるご協力を頂いた皆様に
  このPageを借りて感謝の意を込めてご挨拶申し上げます
  Merci beaucoup
  Danke-schon
  Grazie mille
  厚く御礼申し上げます
Page Top