ナポリ(6月24〜26日)  (pdf)

 フィレンツェから3時間30分。ローマを通りすぎナポリに行く。
 列車が到着する2〜3分前まで何番線に列車が入るか掲示板に表示されないの で、
表示されたとたん、みんな一斉に移動。
今まで指定券を買わなくても一等席は空席が目立ったので買わずに乗ったら こんな時

に限って満席。
しかし、ローマでほとんどの人が下車したのでここからは席に座れました。
2人で18,33。コーヒーお菓子付き。
 ナポリはもっとも治安が悪いので要注意。
かなり緊張気味でホームに出る。と、いきなり犬が寝そべっているじゃありませんか!
更には、その横に寄り添うように人が寝てます。
一瞬二人で顔を見合わせ?と首を傾げる。ホームレスでしょうか?
荷物を預けるロッカーを発見、今度はスムーズと思ったら全部故障中。
仕方なく手荷物一時預かりなるところに預け、ホテル探しに街に出る。
そこら中に犬のウンチがごろごろ、路上駐車の車には頑丈なハンドルロックでも 車の
周りはゴミの山、 横断歩道があっても信号なんてあてにならない、車の隙を ねらって
左右確認して横断!最初は誰かが渡った時、今なら大丈夫と一緒に横 断してました
が、慣れてくればタイミングはバッチリ。
  フィレンツェでのホテルは通りに面して、夜中騒がしかったので今度は、路地をはいっ
たところで探す。
 ホテルは多いがどこも似たようなホテルばかり、部屋にトイレ・バス・エアコンの 有る
部屋を希望、見せてもらった部屋はいずれも薄暗く湿っぽいが60ということ で決め
る。
しかし、最初「パスポートを預かる、大丈夫みんなのも預かってるから」と言われ が何
とか身分証明だけ確認後、返してもらう。 
 日本に帰ってホテルのホームページ

 後で気が付いたが、このホテル駅周 辺

を見てびっくり、写し方でこんなに綺麗 で露天を出す黒人が多く泊まっている。
な部屋にみえるの? アジア系の食材屋があったり、ベルトを
  製造している所が目立つ

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コーヒー
 ナポリのエスプレッソはおいしいと聞いたけれど,いろいろガイドブックやコーヒーの
専門書では全然shopを紹介された情報が得られなかったので、ガイドを頼むことに。
折角だからとナポリにすむ日本人でなくイタリア人の方を依頼。
片言の日本語しか解らないというので、待ち合わせの間、二人して“piacerc michiamo
 kurosawa(初めまして私は黒澤です)を暗唱。
しかし、ペリーノ氏の第1声“遅れてすみません”で覚えたてのイタリア語は綺麗に忘れ
ていた。片言の日本語どころか漢字も書けることに脱帽!!!
 
ナポリ市内の地下鉄・バス・ケーブルに乗れる。
使用開始時に刻印、24時間有効
 

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早速地下鉄で移動。

乗車するとすぐ“地下鉄が一番スリの被害に遭いやすいから気をつけて、私の後ろ

の人、怪しいよ”と目配せ。 
全く解りません!ふつうの人に見えます。(あたりまえか)。
montesanto駅周辺のshopを効率よく、2時間で7〜8件ほど周り、さすがの チーフもペ
リーノ氏の“まだ飲みますか?”に“このくらいでいいです。
と、ギブアップ。一杯0.6〜0.9
マシーンは手動式、酸味はなく抽出量は少なめ25cc、濃厚でした。
だだカップ全体を暖めてあるので熱くて飲みづらかった。
「はじめから砂糖が入れてある」ということが何かの本に書いてあったがそんな店はな
っかた。
しかし、エスプレッソに砂糖はつきもの、山盛りの砂糖入れがいくつもカウンター席に
置かれている。
 
 自家焙煎の店
Battistit通りにある
Bar “DOMINGO”
では焙煎室を見せてもらう。
 
 
 
 
 

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薪を使って焙煎。1週間ほどサイロでねかせてから、店頭に出す。
店頭に並ぶショーケースには日が当たり、管理はいい加減。
何とか炒りたての豆を購入することができた。750gで9
店の人と知り合い?と勘違いするほど気軽に焙煎機を見せてくれるように頼んでいる
し、相手も簡単にOKしてくれ、説明もしてくれる。
 
カポデモンテ美術館
地下鉄Cavour下車 バスC64が駅とカポデモンテを巡回している。
アナウンスはいっさいなし、どこで降りればよいか解らず、適当に降りる。
城跡の中にある宮殿が美術館となっている。
ナポリ窯なんてあったんだ。知らなかった。
磁器博物館
 地下鉄Montesanto駅からケーブルに乗り換えMorghen下車。
駅からかなり離れているので地図だけでは解りづらい、困っていると向こうから親切に
声をかけてくれ教えてくれるけどなぜかたどり着けない、何人かの人に道を尋ねながら
やっと到着。
中国・日本から輸入した磁器が展示されている。
日本の磁器は有田で見た製品と技術的に変わらなかったが中国磁器は故宮の物とは
かけ離れ粗悪な品ばかり。
七宝・螺鈿・ベネチアングラスも多数展示されていたがなぜか陳列の仕方は磁器の陳
列に比べると、とりあえず置いてあるだけ。
Morghen駅付近はホテル近くと違いデパートや個人商店が並び町並みが綺麗。
ホテル周辺にはスーパーマーケットがなく、このあたりで食材の買い物はすませた。

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カプリ島(青の洞窟)
 ガイドを頼んだおかげで、予定外に観光もできました。
ペリーノ氏に聞くと、“中央駅から港行きのバスが出ているはず、朝早く行けば午前中
には帰ってこれるよ”と気軽に言われたので、とりあえずバスの確認だけして、翌日行
ってみる。R2でサンタルチア港へ。
水中翼船でまずはカプリ島へ。
カプリ島へ行く船は何種類かあって買ったチケットの乗り場が解らず一苦労。
並んだけど前の人とチケットが違う、前に並んでる老婦人に、聞いてみたが英語は通じ
ず、でもこの老婦人親切に前のカップルに聞いてくれた。
やはり私たちのチケットは違うみたい。
またまた親切に係の人に聞いてくれやっと乗り場が解った。が、時間に間に合わず無
惨にも船は出航してしまう。“次に乗りなさい”と言われチケットを交換してもらうはず
が、返金されておじさん奥に引っ込んでしまう。
すみませ〜ん 私はチケットをチェンジして欲しいのよ。
でも次まで1時間以上もあるではありませんか。
仕方ない隣の売り場でチケットを買って今度は、乗り場を係の人に聞いて、無事に。
 

出 航

40分でカプリ島に到着。
 (乗ってきたのは右の写真の船で
はありません。)

 

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さらに小型船で洞窟のある島の近くまで行き、そこで洞窟の中に入っていける小さな手
こぎボートの順番待ち。
これがけっこう待たされて、気のせいか後から着たボートのほうが先に乗せてもらって
る気がする。
他の人達も少し不安げ、でも誰もボートを操縦するおじさんにどうなってるか聞こうとし
ません。
だれもイタリア語がわからないのか?と思っていたらやっと私たちの船に手こぎボート
のお迎えがきました。
 
5〜6人が定員のようでうまく振り分けられる。
入り口は狭く寝そべなければならないほどしか高さがない。
 
 
 
 
 
 
洞窟の中は別世界!!!あお アオ 青の洞窟。
その名の通り、とても言葉ではいい尽くせない世界 

とりあえず皆様には写真でも ・ ・ ・ ・

窟の狭い入り口から入る光が海底の白い砂に反射して、青い水を透過した光のみが
洞窟内を照らす。
海面に直接白い光が乱反射しないため水面からの光が青く幻想的に見えるそうです。
 

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私たちはずいぶん気軽な気持ちで行きましたが、天候もさることながら潮の満ち引き

で洞窟内にはいることもできないそうです。
ラッキーだったのですね。
次から次に手こぎボートでみんなが帰ってきます。
さっきまでの待たされて少し不満げな顔はどこえやら、感動の笑顔、笑顔。
万国共通ですね。
みんなの満足げな顔を見て、小型船を操縦するおじさんの顔も又笑顔!!
お客さんの子供を膝に乗せ帰りは余裕の操縦,日に焼け、無精ひげ気味にもかかわら
ずかっこよく見えるのはなぜなんでしょう? 
たぶん手こぎボートの人にチップははらってもこのおじさんにはあんまり払わないので
は?とチーフのこのおじさんに、チップを渡し、グラツェ。
この旅で印象深い人の一人でした。
さてカプリ島に戻ったのは丁度お昼。

魚介類だ! ピッツァだ!

と、どこで食べるかそれしか考えてません私たち。
でも観光客で一杯のはずが呼び込みをしないとお客さんが入らないほど、どの店も
空席ばかりみんなどこに行ってるのでしょう?
トムクルーズ似のウエーターの誘いに迷いもなくその店に入る。
早速、イカスミのパスタとリゾットを注文。しかしでてきたのはイカのトマト煮?
通じなかったの?いえ、イタリアは地方色豊か、港町といえど残念ながらこれはナポリ
ではなくヴェネチィアでのメニューだったようです。
イタリアの中でも一番治安が悪いといわれるナポリでもコーヒーを十分味わい、ナポリ
で生活する人たちを見て、おまけに観光までできて無事に終わることができ
た。最終地ローマに向かう。
 

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