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Maker リチャードジノリ |
| マイセンから磁器焼成の秘法の一部を持ち出したフンガーがウィーン窯
で秘法を確実 |
| なモノとして、イタリアの貴族院議員カルロジノリ侯爵の開窯
したフレンツェ・ドッチア窯 |
| に持ち込みました。 |
| この窯は後のリチャード ジノリ窯の前身で、1743年カポデモンテ窯を譲り
受けてイタリア |
| 唯一最大の磁器窯に成長します。更に1896年にミラノのリ
チャード社と合併し現在の名 |
| 前になります。 |
| ヨーロッパの多くの窯が中国・日本・マイセンの図柄やシェープの模倣を随
所に見受けま |
| すが、この窯では殆どその陰を見ません。 |
| ジノリの代表的図柄のイタリアンフルーツは1760年頃から続くベストセラ
ーとなってい |
| ます。 |
| 現在、実用品はプリント柄を主体にスポットで手描きの部分を付け加える
事によって全 |
| 体を柔らかい雰囲気を醸し出していますしています。 |
| 通常のジノリ製品のバックスタンプは王冠ですが、最近製造を始めたボー
ンチャイナは |
| 帆船のモノを使っています。また、復刻版などのミュジアム コ
レクションはオール ハンド |
| ペイントにより当時の姿を踏襲しています。 |