ヨーロッパで初めて白色磁器を焼成したマイセンに遅れること約100年。 |
(1826年/定かではない)、ハンガリー ブタペストの西方ヘレンド村で磁器の |
生産を開始しました。 |
又、ヘレンドでは開窯当初からオリジナル以外にも『有力王立窯の補充用レプリ |
カ作成』という仕事もしていました。 |
元来、欠損した食器の補充は作成した窯で作られるモノでしたが、この頃になると |
作ることが困難になっていました。 |
これは18世紀に王侯貴族向けに生産したコストを省みない生産方法が、19世紀 |
の産業革命にともない民間に向けても生産する様になると、次第に生産性やコスト |
面から簡略がなされる生産方法に変革され、職人の技術が低下してしまった為で |
す。 |
ヘレンドはそう言った時代背景をうまく利用し、逆に技術力を付けました。 |
現在でも手書きによりシノワズリー(中国調)・柿右衛門写しなどのオリエンタ |
ル調のモノやマイセン窯・ウィーン窯(廃窯)やセーブル窯の様なヨーロッパ調の |
多様なラインナップを作成しています。 |
又、オープンワーク(透かし彫り)バスケットワーク(籠を編んだ様な磁胎)の造形を |
得意としています。 |